インビクタス(負けざる者たちへ)を見てきました!

 

ネルソンマンデラと南アフリカの歴史に興味を持って見たのに、あまりにも心に響く言葉がいっぱいちりばめられていて、そのひとつひとつが宝物のように感じられました。

 

27年間投獄されていた彼は大統領となり、One Team, One Nationを実行するべく、白人の象徴であったラグビーを南アフリカ統一の柱として立て直し、全ての人の平和を願う世界の実現を目指した。

 

彼が投獄されていたときに心の支えとなったのは「インビクタス」という詩。

 

私を覆う漆黒の夜

鉄格子にひそむ奈落の闇

私はあらゆる神に感謝する

我魂が制服されぬことを

 

無残な状況においてさえ

私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ

血を流しても

決して屈服はしない

 

激しい怒りと涙の彼方に

恐ろしい死が浮かび上がる

だが長きにわたる

脅しをうけてなお

私はなにひとつ

恐れはしない

 

門がいかに 狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと

私は我運命の支配者

我魂の指揮官

 

この詩をフランソワに渡し、弱小チームだったスプリングボックスを奇跡的に優勝へ導く。

 

どんなに打ちのめされようとも自分の運命を受け入れ、信じ、感謝し、怒りや恨みを捨て、復讐ではなく和解と赦しを自ら選ぶ。

 

これこそが真の強さ。

 

ニュージーランドとの決勝戦で会場を埋め尽くす、美しい国旗の数々は決して南アフリカのものだけでなく、あらゆる国旗が舞い踊る。

 

新ためて全ての国旗の色の美しさを感じ、世界がひとつになるということは、その人個人の色を認め、全ての色を美しいと感じることなのではないか。

 

南アフリカの国旗はレインボーフラッグと呼ばれ、1994年に制定された。

 

赤は黒人解放の闘争と過去の対立で流れた血。

 

蒼は南アフリカの空と二つの海。

 

緑は農業、自然、森林資源。

 

黒は他のアフリカ諸国とのつながり。

 

白は平和。

 

黄色は金など天然鉱物資源。

 

このような意味があると言われているようだ。

 

今世界で起こっている様々な紛争、戦争も、それぞれが自分の色のみを主張し、他の色を認めないと主張した結果であろう。

 

これからの地球を、そして宇宙を守り、平和を築きあげていくには、そのような感情を捨て、全ての色を心から美しいと認めることからはじまるのではないだろうか。

 

(2010年2月26日)