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キラキラ、sparkしたい SATC2

見てきました!

 

もちろんTVシリーズから全て見ていて、カラーセラピストの見地からいろんな場面で

感じたことをこれまでもこのブログに書いてきました。

 

SATC1ではあまりのゴージャスさにTVシリーズの普通の女子の感覚がなくなり、一瞬冷めたけれど、SATC2のプロモーションを見たら、やっぱり見ずにはいられない!映画館で見る価値はありました。

 

ポスターにもあるように、最初からキラキラシルバーにギラギラゴールドのオンパレード!

やっぱりアラフィフの彼女達にはあれくらいの輝きを足さないとちょっと苦しいのかも。

彩度最大級のゴールドとシルバーはエネルギーやパワーの象徴だとしても、何故か痛々しい。

 

20代の頃、中年の女性がやたらジュエリーを付けたり、キラキラしたビーズやフェイクジュエリーの付いた服を着るのを見てなんか悲しいと感じていたけれど、今自分もその中年世代になって、なぜ

彼女達がああいう服を着るのか理解できる。

 

結婚生活にもキラキラした輝きを求めるキャリーと家でゆtっくりTVを見たいビッグ。

 

20代、30代と必死で頑張ってきた彼女達はどんなに皺ができようと何かを諦めるなんてできない。

 

今も未来もキラキラしていなくてはNYのオンナとは言えないのだ。

 

アンソニーとスタンフォードのゲイカップルの結婚式が圧巻!!

全てが白、白、白。

 

コーラスで歌うハンサムな男子も、ウエディング会場の水辺に浮かぶ白鳥も、もちろんスタンフォードの衣装もAll white.

 

スタンフォードの今までの乙女でピュアな心を表しているかのようだった。

 

そして今回のSATCの最大のテーマが、キャリーの出版した本の題名通り、"結婚"。

 

彼女達もそれぞれが結婚や男女関係に様々な悩みを持ちながら、それでも"結婚"にこだわるのは(サマンサは違うけど)なぜなのか?

 

週に2日は別居しようという夫の申し出に毎日一緒にいたいから結婚したんじゃないの?と詰め寄るキャリー。

 

そして他国で働きながらも妻への熱い愛を語る、アブダビのホテルマンや昔の恋人エイダンと偶然出会ったことなど、また新たに"結婚"について考えさせられたキャリーは、NYに戻る。

 

そして夫と一緒に白黒のTVを、カウチに寝そべりながら見ることも楽しめるようになる。

 

そこで流れる曲がシンディーローパーの名曲、"True Colors".

 

" I see your true colors shinning through

  I see your true colors and that's why I love you

  So don't be afraid to let them show your true colors

  True colors are beatiful lika a rainbow  "

 

あなたの本当の色を見せることを恐れないで

あなたの本当の色は虹みたいにきれいなんだから

 

というフレーズが昔から大好きだった私のお気に入りの歌です。

 

そしてキャリーの呟きが流れる。

 

「TV映画は白黒でもいいけど、男女の関係にはいろんなカラーがあっていい。」

 

とどのつまり、男女の関係や結婚にはさまざまなパターンがあっていいし、そこには"こうあるべき"というのは存在しなくて、あるのはそれぞれの"色"、カラーだけ。そしてそれはそれぞれが違っていても

どれも本当の色は美しいんだという意味でしょう。

 

キャリーが夫からもらったリングもブラックダイヤモンドだった。。。

「きみは特別な人だから。」と言ってたけれど、今の私なら"わかる~~"と納得する!

 

黒の持つ特別な魅力。

 

形や光の分量ではなく、物事の奥深くにある存在感や人の心の底まで表せる、唯一つの色。

 

ふくよかな黒。

 

私の最も愛する色です。

 

やっぱりSATCは色で語る映画だあ!!とまたまた納得した私です。

 

(2010年6月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国の色彩を感じて

韓国ソウルへ行ってきました。

 

いろいろな意味で不思議な体験をしました。

たった3泊4日なのにこれからの自分に影響を与えてくれそうな旅でした。

 

実は今まであまり興味がなかったのですが、これから遅ればせながら韓国映画にはまりそう。

 

「チャングムの誓い」をテレビでやっていたときも特に印象に残らなかったし。

 

それなのにチャンドックン(昌徳宮)やチャンギョンクン(昌慶宮)、併設の博物館などを見学するうちにその魅力に取りつかれて、ガイドの説明に聞き入りました。

 

ソウルの宮殿は昔政治の中心にあった場所なので正式な場所の色彩として赤が中心でした。

 

赤と緑のコントラストが非常に目立ち、映画に出てくる礼服(正式になんというのかわかりません。今度調べてみます)を着た男性が、たぶん警護の仕事をしている立場の人だと思うが、赤一色の服と青一色の服を着て鉾を持って立っていました。

 

後で気づいたのですが、赤と青は、韓国の国旗の配色ですね。

 

韓国の国旗の中央の円は大極(宇宙)を表し、全てのものの統一性を表す。

 

陽(赤)と陰(青)、善と悪、太陽と月などの二重性を表す。

 

などとネットを調べたら書いてありましたが、詳しいことはわかりません。

 

興味深いところは、赤は韓国の人にとって身分の高い、高貴な色であると同時に、聖者と対極にある犯罪者、または愛と憎悪を表すとのこと。

 

国旗にも二重性を表し、ひとつの色にも二重性を意味するあたり、映画に見る韓国人のピュアで穏やかな表情と、怒り狂ったときの韓国人の声と大声で泣き叫ぶところの二面性が重なり、おもしろいと感じました。

 

それでも「顔を真っ赤にして怒る」とか「赤字」などは日本と同じ表現を使うそうです。

 

アジアの色に対する感覚は共通する部分があるということでしょうか。

 

でもソウルのミョンドン辺りを歩き、若い女の子のファッションをチェックしたけれど、あまりセンスいいとは感じなかったなあ。靴がダサい!

 

やっぱりおしゃれだなあと感心したのは、イタリアの男性とフランスの女性。

 

イタリアでは駅で働くおじさんでさえ綺麗な色のシャツを腕まくりしていたし、フランスの女の子はスカーフや靴の色合わせが完璧。

 

私は大の靴好きなので靴を見るとその国のおしゃれ成熟度がわかるのだ!

 

ということで韓国は皆肌も綺麗で美容関係はすごいけど、色彩感覚はまだまだだなあと感じました。

 

(2010年5月21日)

 

 

 

 

 

 

琥珀色のインド スラムドックミリオネア

前評判通り、凄い映画でした。

 

最初から最後まで画面を覆い尽くす、琥珀色の太陽の光と砂ぼこりが混じったような、強い香辛料と体臭が匂ってきそうな映画です。

 

インドのスラムの孤児達の目を覆いたくなるような現実に、続きを見るのがつらくなりましたが、それに反して輝く瞳が本当に純粋で、毎日を生き延びることだけの生活の中でどうしてあんなに生き生きと生きていけるのか考えさせられました。

 

日々の寝床や食べ物にも困る兄のサリームと弟ジャマールは、過酷な状況の中であらゆる手段を使って文字通り、"生きて"いくのだが、兄はお金とパワーに囚われていくなか、ジャマールは初恋の相手ラティアを必ず捜し出すと決めてムンバイの街に戻っていく。

 

ジャマール役の少年の冒頓とした風貌とその裏にある強い意志が、何とも言えない魅力を表していて、彼の初恋の相手ラティアは文句なしに可愛いい!!「初恋のきた道」のチャンツイイー以来かも。

 

表情も雰囲気もピュアーで忘れられなくなる相手としてまさに当たり役。その彼女がいつも身につけているサリーやトップスがキラキラした黄色。

 

黄色って希望、情熱、太陽そのものって気がします。そして黄色のもっと透明感の強い、琥珀色はインドの今のパワー、がむしゃらな迫力を表しているのかも。

 

この映画を見てこの琥珀色の力に圧倒されたの同時に、サリームの言葉が印象的でした。

 

「弟は絶対あきらめない」

 

その日を生きるのにも精一杯のスラムの孤児であったジャマール。それでも初恋の相手を探すことをあきらめない。そのために出場したクイズショーで次々正解を出してミリオネアになってしまうが、彼にとってクイズに出場したのはラティアを捜し出すため。

 

"あきらめない"という言葉、どんな状況でも目標をあきらめないという、最も単純で強い行動。

 

インドの底力と埃まみれの黄色い画面にしばらくぼっとしてしまいましたが、この言葉が何故か心に沁みた映画でした。

 

(2010年3月26日)

レインボーフラッグの意味するもの

インビクタス(負けざる者たちへ)を見てきました!

 

ネルソンマンデラと南アフリカの歴史に興味を持って見たのに、あまりにも心に響く言葉がいっぱいちりばめられていて、そのひとつひとつが宝物のように感じられました。

 

27年間投獄されていた彼は大統領となり、One Team, One Nationを実行するべく、白人の象徴であったラグビーを南アフリカ統一の柱として立て直し、全ての人の平和を願う世界の実現を目指した。

 

彼が投獄されていたときに心の支えとなったのは「インビクタス」という詩。

 

私を覆う漆黒の夜

鉄格子にひそむ奈落の闇

私はあらゆる神に感謝する

我魂が制服されぬことを

 

無残な状況においてさえ

私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ

血を流しても

決して屈服はしない

 

激しい怒りと涙の彼方に

恐ろしい死が浮かび上がる

だが長きにわたる

脅しをうけてなお

私はなにひとつ

恐れはしない

 

門がいかに 狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと

私は我運命の支配者

我魂の指揮官

 

この詩をフランソワに渡し、弱小チームだったスプリングボックスを奇跡的に優勝へ導く。

 

どんなに打ちのめされようとも自分の運命を受け入れ、信じ、感謝し、怒りや恨みを捨て、復讐ではなく和解と赦しを自ら選ぶ。

 

これこそが真の強さ。

 

ニュージーランドとの決勝戦で会場を埋め尽くす、美しい国旗の数々は決して南アフリカのものだけでなく、あらゆる国旗が舞い踊る。

 

新ためて全ての国旗の色の美しさを感じ、世界がひとつになるということは、その人個人の色を認め、全ての色を美しいと感じることなのではないか。

 

南アフリカの国旗はレインボーフラッグと呼ばれ、1994年に制定された。

 

赤は黒人解放の闘争と過去の対立で流れた血。

 

蒼は南アフリカの空と二つの海。

 

緑は農業、自然、森林資源。

 

黒は他のアフリカ諸国とのつながり。

 

白は平和。

 

黄色は金など天然鉱物資源。

 

このような意味があると言われているようだ。

 

今世界で起こっている様々な紛争、戦争も、それぞれが自分の色のみを主張し、他の色を認めないと主張した結果であろう。

 

これからの地球を、そして宇宙を守り、平和を築きあげていくには、そのような感情を捨て、全ての色を心から美しいと認めることからはじまるのではないだろうか。

 

(2010年2月26日)

 

 

 

 

 



 

大好きだった音と感覚

今年の冬はほんとに寒い!

 

10年近く駒沢公園の中を散歩していますが、こんなに霜柱がたくさん広がる冬は初めてかもしれません。毎朝足の裏を刺激してくれる霜柱は、実は私の大好物。

 

小学校の頃学校へ通う道すがら、全ての霜柱を踏んで学校まで行こうと決めて、あのザック、ザックというわくわくする音とともに倒れていく細い氷のかけらを感じ、足の裏が微かにくすぐられる感覚。

 

もう至福の時間でした。ひとつ残らず踏み倒して楽しんでいたら、いつの間にか時間が経ち、学校の門が閉まっていたのを思い出します。

 

あの頃毎朝寒くて冬になると通学途中に霜柱を踏まない日はなかった。雪国育ちの人は東京にきて初めて霜柱を見たと聞いて新鮮な驚き!

 

霜柱ってよく見るとすごく綺麗。細かい氷の線が無数に並んで上と下に土を従えて、どこまでも続く氷の束に夢中だったなあ。

 

今でもその大好きだった音を聞くと「わ~い!!」と叫びたくなるくらい。

好きな音を好きなだけ楽しんでいた子供時代に比べて大人になった今、なんて不自由なんだろうと実感しています。

 

いつでも毎日"するべきこと"があり、"やりたいこと"はなぜだか後回し。

大好きな事が毎日どころか週に1回もできない日が続くと自分が本当にやりたいことや好きな事がなんなのかも忘れてしまいそう。

 

最近読んだ本田健さんの「きっとよくなる」という本に、自分が自分であることを許すとそこには健全な寂しさがある、とありました。

 

確かに自分らしさは誰でもないこの世でたった一人の自分の中にある欲求そのものだから。

 

かけがえなのない愛する人や友達との関係を楽しみ、全ての人がもたらす出来事を受け取ることを誓いながら、自分が自分であることを許すということができるのか?

 

そんなことを考えながら、やっぱり大好きだった音や感覚はどんなに時間が経っても変わらない自分らしさの象徴だから、冬の霜柱を踏むこと位、思う存分やるぞ!と心に決めて毎日散歩しています。

 

(2010年2月12日)

 

 

 

富士山と満月に祈った気持ち

あけましておめでとうございます。2010年が始まりましたね。

 

今年の幕開けは真っ白に雪化粧した富士山を眺めたことと、その前日の大きな満月。

 

どちらも蒼みをおびて白く輝き、深々と冷える冬の空に美しく、また何かを暗示させるように、静かにそこにありました。

 

去年は"認める"を新年の決意にしたのですが、これは自分で何度も読み返しては、自分に問うてきた1年でした。

 

それでもなかなかできた!とは言えなかったなあと反省。

 

そこで今年はもっとシンプルに、でも難しいことを選びました。

 

"どんなときもほほ笑みを"。

 

無理に笑う必要なんてないと思っていたのですが、何かで「幸せだから笑うんじゃない。幸せになるために笑うんだ。」と書いてあったのを思い出し、また子供の笑顔がいつも私の心を和らげてくれることを感じ、今の私とその周囲に必要なのは、スマイルかなと思いました。

 

誰でもほほ笑みをもらうとほほ笑み返したくなるものですよね。

 

野口さんの「心眼力」の本にも、ほほ笑みに関する仏の教えのことが書かれていたことを思い出しました。

 

新年の決意というには、なんとなくおぼろ気な感じかもしれませんが、今年は蒼い月と富士山に静かに祈っているうちに始まったので、内観しつつ、心を真っ白にしていこうと思います。

 

そしてうまくいかなくても自分を責めることなくその日一日を安らかに幸せに終えたいなあというのが今の気持ち。

 

さあどんな一年になるでしょう?とっても楽しみです。

 

(2010年1月8日)

 

 

 

 

黄金色の麦畑の中で 少年を抱きしめるとき

あと2日で2009年も終わりですね。

 

いろいろなことがあったけど、今こうやって健康に幸せを感じていられることに感謝します。

 

2009年のトリを飾る映画は、「歓びを歌にのせて」。

 

スエーデン映画はあまりなじみがなかったのですが、この映画はあらためて人は幼い頃の感情の中で人生のほとんどを過ごすと感じました。

 

人の人生はあっという間だけれど幼い頃に体験したことは見たもの、感じたことなどはずっとずっと私達の心の奥にぎゅっと詰まっていて、何かあるごとにその感情が湧きあがってくる。

 

この映画の最初のシーンは、黄金色に輝く麦畑を走り回る子供たちの楽しそうな笑い声と、その中でなぐられ、血だらけになってうずくまる少年の苦痛にゆがむ表情です。

 

その後音楽家として成功を収めて名声を得てもどこか人に心を開けない彼は、身体を壊し、何故か幼いころに育った田舎町に戻るが、改名しているため、彼の正体を知る人はいない。

 

そんな中で村の聖歌隊を指導することになったダニエルは、それぞれの心の声、"自分の声"を見つけ、心を表現する真の"音楽"を人々と共に探していく。

 

それぞれが人生における悩み、苦悩をかかえながらも、心を開くことで自分自身を見つめ、人を愛し、自分を愛していることに気づく。

 

音楽を愛し、自分を愛することを感じて、初めて心を開くことができたダニエルは自分の正体を明かし、赤いシャツを着て、自転車で町を駆け巡る。自分を思いっきり表現したくなったからこそ、赤なんだと納得。

 

最期に皆がコンサート会場で手をつないで歌うシーンでは、会場の皆が赤、青、白とはっきりとスエーデンの国旗を意識した服をまとって合唱する。

 

皆を指揮する予定だった彼は一人洗面所で倒れ、皆の歌う声を聞く。

 

死の直前に彼の脳裏をよぎるのは、幼い頃の麦畑。黄金色の稲穂の中で赤いシャツを着た少年を抱きしめるのは、大人になったダニエルだった。

 

自分の人生そのもを愛することができて旅立つことができた彼は本当に安らかだった。

 

自分は本当に自分の人生を生きたかを確信できるのは、実は死の直前なのではないか。

 

自分の心の中にしまってある子供の頃の感情を今ひとたび開いて、抱きしめてあげようと思った、年末のひと時でした。

(2009年12月29日)

 

 

音の記憶

昨日借りたDVD「奇跡のシンフォニー」(August Rush)で思わず音の記憶をたどりたくなりました。

 

主人公の男の子エバン(フレディハイモア)は生まれた時から施設で育ち、両親を知らないにもかかわらず、必ず両親に会えると確信を持って日々心の音に耳を澄まして生きている。

 

母ライラ(ケリーラッセル)はチェリスト、父ルイス(ジョナサンリースマイヤーズ)は元ミュージシャンで出会った瞬間恋に落ち、エバンを身ごもるが、運命のいたずらで二人は引き裂かれ、子供は生まれたことを知らされずに施設に預けられてしまう。

 

ある日エバンは音につき動かされて施設を抜け出し、N.Y.マンハッタンで音楽で稼ごうと子供たちを育てている(かくまっている?)ウィザード(ロビンウィリアムス)に出会い、ギターを弾かせてもらい、その才能をあっという間に開花させる。

 

エバンにとってはやかましいサイレンの音も、バスケットのドリブルの音も、人々の笑い声も、全ての音が調和されたハーモニーのように心に沁み入ってきて、独自の音楽となるのだ。

 

このような神童がいるのは納得できなくもない。だいたい音楽そのものが生まれた時から湧き出てくるような子供が現実にいるけれど、きっと前世の記憶からか、それともこの世に生を受けた瞬間、もしくは母の体内で受精した瞬間から音を記憶してくのか、わからないけれど、とても興味深い。

 

私の息子は今はあまり音楽に興味を示さないのだが、5か月位の乳児の時に、激しく泣いていてもジミーヘンドリクスとダイアストレーツ(ヘビーメタル)を聞かせるとぴたっと泣きやんだ。

 

不思議だったが、本当にその曲に聞き入ってしまい、陶酔するのだ。

 

前世の記憶かなあと思いながら、泣きやんでくれるのでまさに神様!ありがとうと言いながら何回も何回もかけ続けたことを思い出す。

 

そんなことを考えながら自分の音の記憶をたどってみたくなり、久々にピアノを弾いてみた。

 

やはりいいなあ~ピアノの音って。

 

懐かしいソナタやショパン、シューマンを一通り弾いてから、発表会で間違った箇所を思い出した。

 

私にとって最初の音はなんだったのだろう?

 

2009年12月13日

アメリカの象徴と赤の関係

12月ですね(*^_^*)

 

もうクリスマスか~と人ごとのように言いますが、我が家も今日クリスマスツリーを出してきました。

明日はオーナメントを飾ります。

 

この時期になると見たくなる映画と言えば、「ラブアクチュアリー」や前にこのブログで紹介した「アメリ」など、赤がメインで、愛と喜びを感じるほのぼのした映画ですよね。

 

でも今年は初の黒人大統領オバマ氏が当選し、アメリカの存在感や影響力が微妙に変化し、また長期的なドル安などアメリカそのものの色を考えさせられました。

 

アメリカと言えばやはり、赤。

 

アメリカの政治に関わる女性がここぞというときに身につける、パワースーツの赤は単純に強さの象徴ととれるし、なにより他の国の女性が着てもしっくりこないけど、アメリカ人女性なら納得してしまうから。

 

そこでかなり前の作品なのですが、「アメリカンビューティー」。

これほどまでにさまざまな意味合いを含めた赤を表した作品はないといっても過言でないくらい、赤、赤、赤なのです。

 

まず主人公レスター(ケビンスペーシー)とキャロン(アネットベニング)の住む、白い家のドアが赤。その庭を囲む見事なバラの植え込みが全て真っ赤なバラ。

 

そして冷え切った家族関係のリビングテーブルにはいつも真っ赤なバラを美しく飾ってある。

 

不動産のセールスをやっているキャロンが魅力的とは言えない家を売ろうとして自分を鼓舞させようと掃除をするときにベージュのスーツを脱ぐとその下に身に付けた赤いスリップ。

 

娘の友達アンジェラが踊るシーンやバスタブにつかり誘惑される夢を見るシーンも赤いバラの花びらが無数に飛び散る。

 

レスターが14年間勤めた広告代理店で死んだように働き、嘘をついて仕事をするのに飽き飽きして、辞めたあとに見つけた仕事で彼が着ていたのがスマイリーバーガーの赤い制服と帽子。

 

そして最後にレスターが幸せを感じたそのときに銃で頭を撃たれ、テーブルの上を流れる真っ赤な血。

 

どの赤も、嘘で固めた日々に対する怒りや激情、葛藤を表しているように思え、最後に流れる真っ赤な血は死そのものと、それに相反するかのような喜びが感じられる。

 

なぜなら彼は死のその時に"美しいものがありすぎて、怒りが消えていく。"とつぶやくから。

 

彼は、最期のときに感謝の気持ちを表していた。

 

アメリカの象徴として私が捉える赤は、昔は単純に強さへの憧れと自由であったが、最近のアメリカを見るとき、同じ赤でも怒りや葛藤を感じてしまうのは、この映画から感じるものだけではなく、世界的な立場が少しずつ変わってきていることも影響しているかもしれない。

 

でもやはりアメリカには赤いエネルギーと勇気を感じたいと実は願っている私です。

 

(2009年12月4日)

 

 

 

 

「セルリアンブルーは無数の労働の象徴よ」

このセリフ、ガツンときました。

 

私のお気に入りNO.1映画、"ブラダを着た悪魔"の中で、ミランダ(メリルストリープ)がアンディ(アンハサウエイ)に言い放つセリフ。

 

ファッション業界のオニ編集長ミランダのアシスタントに採用されたアンディは、ジャーナリスト希望の女の子。

ゆえにファッションには興味がなく、ランスルーの準備で皆が一着の服に合わせるベルトを選ぶのに、全く同じに見える二つのどちらを選ぶかで討論しているのが滑稽で、思わずくすっと笑ってしまったのだ。

 

そのアンディに対し、ミランダが逆襲する。

 

「あなたが今日選んださえないブルーのセーターは、実は、オスカーデラレンタが2002年に発表し、その後サンローランがミリタリージャケットを出したセルリアンブルー。ターコイズでもラピスでもない。その後8つのコレクションで発表され、カジュアルブランドでも売り出した。巨大市場と無数の労働の象徴よ。ファッションなんか気にしないと馬鹿にしているあなたが着ているセーターは、皮肉にも私たちが選んだの。」

 

すごいセリフでしょ?

 

ファッションなんかに夢中になるなんて頭が空っぽじゃない?とかお茶くみや電話を取るのにシャネルのブーツが必要?って思う人がほとんどでしょうけど、ファッション業界や色を仕事にしている人にとっては、なぜこの色が流行るのか?どうして今この色が欲しいのか?ということは最大の関心事。

常に市場調査し、大々的に売り出し、巨大市場に乗り出す。

 

まさにセルリアンブルーは労働の象徴なのだ。

 

この映画はSATCのスタイリストであるパトリシアフィールドが手がけているだけあってファッションが素晴らしい!

 

SATCとはまた違った、仕事に対する厳しい試練、乗り越える力や何を求められるかなどを象徴するかのように辛口の黒がメインの戦闘服がほとんどで、欲しい~と唸ってしまう服ばかり。

 

30代仕事に自信を持ちたかった頃、全身黒で赤い口紅で働いてたことを思い出しました。

 

この手の映画は、どうしても自分と主人公を自己投影してしまうのですが、古くは「ワーキングガール」のメラニーグリフィス、最近では「ブリジットジョーンズの日記」のレニーセル二ガーなど、どんなにつらいことがあっても仕事である以上、弁解無用。乗り越えたときに成長があるんだというストーリーが大好き!

 

でもどんなに痛めつけられても自分の軸は絶対曲げない。

 

そんな主人公が大好きで応援してしまうのだが、この映画はミランダのあらゆる哀しみがひしひしと伝わってきて最後のシーンで、車の中でいろんな想いを含めてかすかにほほ笑む、メリルストリープの演技に参った!!という感じでした。

 

KT Tunstall の「Suddenly I see」

この曲も大好き!

 

何度見てもつい最後まで見てしまう最高の映画です。

 

(2009年11月13日)

 

 

 

 

 

暖かい色がたくさん! p.s. I love you

宣伝であらすじがほとんどわかってしまったので、映画館には行きませんでしたが、きっと好きなタイプの映画だろうなあと思っていて、とうとうDVDを借りました。

 

思った通り、いろんな色がたくさん詰まった、人恋しくなる冬にはおススメのアイルランド作家、セシリア・アハーンのラブストーリー♥

 

夫の突然死といういきなり暗いテーマのはずが、何故か主人公のホリー(ヒラリー・スワンク)は、悲しみの中でもほとんど赤か緑を着ているのです。

 

そして、さすがアイルランド!とうなってしまうほど緑が鮮明なんです。

 

ホリーがジェリーに初めて会ったのがアイルランドの田舎町の旅行中で、そのときのホリーの服装が赤い手袋に紫の帽子、めちゃめちゃ派手な服で、とにかく田園風景にマッチしていて可愛いの。

 

ジェリーが死んだあとにジェリーからの手紙を受け取り、その手紙に促されて向かうアイルランドで偶然出会う、ジェリーの男友達が赤いシャツで、そのときのホリーは緑のワンピース。

 

私のお気に入りの映画「アメリ」でも赤と緑のコンビネーションがたくさん出てきますが、この映画の赤と緑には、愛と再生を感じるんだなあ。

 

死んだ夫からの手紙を送っていたのは実はママだったことに気付き、ママの愛とスマイルを取り戻したホリーは、最後に大好きな靴のデザインを始めて、できた靴はとってもカラフル。

 

その靴の後ろには彼との結婚式の写真がまだ置いてあるけれど、その色はもうセピア色なの。

 

ちょっとせつない、でも暖か~い色がたくさんの私好みの映画でした。

 

(2009年10月23日)

 

ベー・チェチョル 光の中で復活

10月12日、Hakuji Hallにて行われた韓国人テノール歌手 ベー・チェチョルさんのリサイタルに行ってきました。

10月べーチラシ(小)

イタリアで学び、数々の賞を受賞し、アジア史上、最高のテノールと称されヨーロッパで活躍中、2005年甲状腺ガンに侵され、声を失いました。

 

人間が声を出すために必要な神経3つが切断され、横隔神経麻痺により右肺の機能を失いますが、京都大学一色信彦名誉教授による声帯機能回復手術を受け、厳しいリハビリの末、奇跡的に復活を遂げたべーさんの歌声は、澄みきった空のようでした。

 

(ヴォイスファクトリー(株)HPより)

アベマリア、輝く日を仰ぐとき、初恋、どの曲も静かに目を閉じると自分の心の情景が広がってきて、自然に涙が頬を伝い、日々汚れていく心の埃が流されていくのを感じました。

 

細長くて狭いホールなのですが、彼のほほ笑みと温かい立ち姿には、何故だか多くの光が集まり、煌めいていました。

 

彼の初の自伝「奇跡の声」も読みましたが、彼が今歌うのは他でもない、愛と奇跡を与えてくれた人々のためであることが新ためて感じられ、まっすくな彼の瞳を見つめて彼の歌を聞きながら、奇跡が起こるときの条件を考えてみました。

 

奇跡は簡単に起るものではないけれど、そこに多くの人の純粋な愛と信じる力、その二つが凝縮したとき、宇宙がそのパワーにこたえてくれるのかなと思います。

 

光のシャワーの中で3回のアンコール曲を歌い終えた、彼の静かな笑顔を見つめながら、そんなことを考えていました。

 

(2009年10月14日)

 

 

台風一過の後の匂い

台風のあとの公園を歩くとすごいです。

 

木や葉っぱがこんもり道を覆っていて、歩くとがさがさひっかかるし、自然の脅威を思い知らされます。

 

でも目を閉じて大きく深呼吸すると、いつもと違う匂いを感じ、ふと足を止めてみました。

 

今の季節だけ香るキンモクセイの甘いにおいと湿った木々が混ざって、まるで深い森に迷い込んだよう。

 

前にこのブログでくちなしの花の思い出について書いたことがありますが、初秋に香る優しいオレンジのキンモクセイも子供の頃から好きな花でした。

 

秋になると近くの森で薪を燃やして、みんなで焼き芋を焼いたり、落ち葉を拾って日記に貼ったり。日々寒くなるけれど、いろんな楽しみがあってわくわくしたな~

 

小学校の頃父がアメリカで買ってきてくれたモダンなデザインのオレンジのワンピース嬉しかったな。

 

ある夏の夕方の燃えるような夕焼けが悲しいことを思い出すので黒っぽいオレンジは今でも苦手。

 

などなど台風一過のおかげで嗅覚が研ぎ澄まされて、キンモクセイのオレンジからいろんな記憶が呼び戻されました。

 

香りは自分の心を聞くことだと何かで読んだことがありますが、香りと結びついた色の記憶は、私をいつも強烈な力でひきつけて、特別な世界へ連れていく。

 

澄んだ秋風の中で一人、森の中を漂っていた瞬間でした。

 

(2009年10月9日)

 

 

酒井法子、黒と白の決意

この話題はもううんざりという方も多いと思うので、あえて薬物問題についてはコメントはしませんが、

やはりカラーセラピストとしては、今回の酒井法子の保釈時に着ていた服装と乗り込んだ車の色に注

目してしまいました。

 

アクセサリーは一切つけず、メークも色味をださず、白いレースのパイピングの付いた、黒のパンツス

ーツに黒の低めのパンプス。

 

スタイリストが吟味した結果だと思いますが、絶妙な白の利かせ方が、彼女のアイドルとしてのプライ

ドを表しているかのよう。

 

白と黒の無彩色の組み合わせには、自我の沈黙、表と裏、光と影、天使と悪魔などの意味があると

言われていますが、確かに彼女の寂しげな笑顔には、その影の部分を匂わす不思議な魅力があり、

だからこれだけ長い間アイドルとして、芸能界で活躍していたのかもしれません。

 

その彼女が乗り込んだワインカラーの車も確実に計算された映像と言えるでしょう。

 

ワインカラーには、成熟、抑えられた情熱などの意味があり、演出を考えた人は、彼女の今後のイメ

ージとして、今までのクリーンな家族を思わすパステルカラーなどではなく、大人の女性として再出発

させるためにあえてワインカラーの車を選んだのではないでしょうか。

 

今回の会見での謝罪の言葉は、たぶんほとんどの人の心に届くものではなかったと思いますが、そ

こに存在した色によって多くの人は、さまざまな印象とメッセージを読み取ったのではないでしょうか。

 

(2009年9月19日)

 

映画SATCのドレスに釘付け!

昨年夏に上映していたSex and The Cityの映画がケーブルでやっていたので、なんとなくつけていたら、忙しい夕食の時間だったにもかかわらず、見入ってしまいました。

 

六本木ヒルズの映画館で一人で見たときは、なんとなく登りつめた成功者のお話みたいで、今までのTVドラマの危うい感じがなく、ちょっとがっかりしたので、DVDも買わなかったのですが、今回単純に、彼女たちの洋服やキャリーがヴォーグで撮影時に纏う数々のウエディングドレスに心奪われました。

 

ヴェラウオン(シャーロットの最初の結婚のときがこのドレス)、クリスチャンラクロワ、クリスチャンディオール、オスカーデラレンタ(ロシア人のボーイフレンドに送られたピンクのドレスがオスカーだった)、ヴィヴィアンウエストウッド(NYの図書館での結婚式会場でキャリーが着たドレス)。

 

どれも奇抜でキャリーだから似合う個性的なドレスばかり。

 

女性なら誰もがハアーとため息つきたくなるようなゴージャスな結婚の準備の品々。

 

でもこのシーンを見て冷めた気持ちになる男性はどれくらいの割合だろうか?

 

たぶん若くても年取っていても男性だったら、この夢のようなウエディングにどれくらいの費用がかかっているのだろう?と計算するに違いない。

 

そう、キャリーと女友達、または仕事関係者によってどんどん進められていく結婚に、またもやビッグが不安と疑問を感じ、結婚式会場から逃げてしまう。

 

その優柔不断な彼をウエディングブーケで殴るシーンも圧巻!

 

花びらが飛び散り、NYの道路に舞い散る様子は、キャリーの粉々になったハートがびりびりに引き裂かれたよう。

 

その後身も心もずたずたになった彼女が友達にささえられ、立ち直り、またビッグと再開するのが、からっぽのペントハウスのクローゼットの前。

 

そこにはキャリーの働く象徴でもあり、なによりも大切にしているロイヤルブルーのマノロブラニクのシューズだけが残されてた。

 

そこでキャリーは初めて気づく。

 

結婚はブランドでも、契約でもないと。

 

大切なものは二人の絆だと。

 

NYの市役所で二人だけであげた結婚式で、キャリーが着ているのはノーブランドのオフホワイトのスーツ。そして足元はブルーのマノロ。

 

ブルーには、抑制、論理的思考、誠実などの意味があるとされているが、ここでブルーの靴をはくキャリーは、冷静になおかつ自立した一人の女性として今後の人生を彼とともに歩んでいこうと決心したのだろう。

 

西洋の花嫁は結婚衣裳には、なにかブルーのものを身につけると幸せになれると言われるが、これも結婚とは、今までのふわふわした甘い恋愛時代に決別し、深い心で冷静に相手を思いやることと教えているのかも。

 

幸せの青い鳥は心の中に、ということかな。

 

それでもやっぱりSATCのドレスは最高!

 

これからも目が離せないキャリーとNYガール達です ♥

 

(2009年9月17日)

 

レオン 映画の質は最初と最後 

この夏はいろんな映画を見ましたが、どれもあまり強い印象がなかった。

 

で、たまたまケーブルでやっていた昔の映画「レオン」。何度見ても凄い!

 

1994年にリュックベッソン監督により作られたこの映画、映画館で最初のシーン(実はよく覚えていないのですが)数分見ただけで、この映画すごいかも!と思わせる何かがありました。

 

一日牛乳2パックを飲み、自分と同じ根っこを持たない鉢植えの観葉植物に毎日水をあげる、殺し屋レオン。

 

そのレオンとある殺人事件をきっかけに親子のような、恋人のような不思議な関係で結びつく12歳のマチルダ。

 

その二人のなんとも言えない切ない愛があふれていて残酷なシーンにさえ、心が熱くなり、映画にありがちな、不必要なシーンがどこもない。

 

そして最後にレオンが殺され、学校に逃げ込んだマチルダが、庭にレオンが大切にしていた観葉植物を植えるシーン。

 

「もう安心よ。レオン」

 

この言葉で、レオンが最後まで欲しくても求めることができなかったのが、これだと痛いほど伝わってきた。

 

緑には"安全"、"生命"、"永遠の生への希望"などの意味があると言われているが、あまり色の印象がないのに、最後のシーンは、生き生きとした緑の葉が大きく画面に映り、なんとも言えない調和と満たされた気持ちが広がり、この映画は終わる。

 

この映画を見て、つくづく映画の質は、最初と最後に現れるなあと実感。

 

最近これほどいい!と強烈に感じた映画がないので、どうしても同じものを見てしまいます。

 

(2009年8月26日)

 

 

ナターシャが白を捨てるとき

SATCでキャリーのボーイフレンドだったミスタービッグと結婚したお嬢様キャラのナターシャ。

 

個性的で鮮やかな色をどんどん着こなすキャリーとは対照的に、髪の毛サラサラで品のいいクラッシックな装いの彼女は、いつも白いプレーンなドレスを着ている。

 

ミスタービッグが彼女を選んだ理由が、「頑固な自分には素直な女がいい」だと!

 

だいたいいい年した男(過去に1回離婚している)が年下でお嬢さんなら、結婚しても素直でいてくれると思うなんて笑える~

 

女ならはっきり断言できます!!

 

素直な女なんていない!

 

素直なふりをすることなら、ほとんどの女が若い時に好きな男の前で自然にできるだろう。

 

でも表面素直そうに見える女ほど中身は恐ろしく頑固だったり、ずる賢かったりするのだ。

 

実際ナターシャはずる賢くはなかった(どちらかというと頭が悪い)けれど、頑固だったことが、結婚後すぐ判明するのです。

 

Vol. 4 "右脳の恋、左脳の恋"で、偶然キャリーのボーイフレンド、エイダンが出店する家具の会場で、ビッグとナターシャ、キャリーとエイダンが再開するシーン。

 

ほんと甘えていて憎たらしい男、ビッグがキャリーに囁く。「家の中は、ベージュだらけ。ウンザリだ。結婚生活は破たんだ。」と。

 

白には清らか、純粋などの意味合いもありますが、人間の倫理感という意味もあるみたい。

 

ナターシャの纏う白には、なんとなくそんな感じがするし、茶と白の混色ベージュには"頑固"の意味がありそう。

 

その後、ミスタービッグとキャリーの浮気がばれて、ナターシャとビッグが離婚したあと、偶然キャリーがレストランで鉢合わせをしたとき、ナターシャはもう白は着ていない。薄いラベンダーのワンピースでなんとか自己回復しようとしている彼女のつらさが伝わってくる。

 

その後キャリーがナターシャと話し合いをしようと乗り込んでいったレストランで、彼女が新しい男と待ち合わせをしているときに着ていたワンピースは薄いピンク。

 

パールのネックレスをしていたところがまだビッグを引きずっている感じがしたが、(ビッグといるときいつもパールをしていた)でももう白はいらない!という雰囲気だった。

 

ナターシャと離婚後、ミスタービッグは自分のベッドルームをなんと深紅に塗り替えている。

 

寝室を赤にするなんて、安眠できないと感じる人も多いと思うが(赤い部屋は人間の脈拍数をあげると言われている)、ヨーロッパの若い子の部屋で壁が真赤なんていうのを見たことがある。

 

結局彼は無難で素直(だと思った)なベージュは物足りなくて、情熱と自己主張の赤を選んだということか?

 

ほんとにSATCは色で愛を語るのがうまい!

 

(2009年7月3日)

 

 

夢にときめけ、明日にきらめけ 私

子供とルーキーズ(ROOKIES)卒業を見てきました。

 

単純なストーリーなんだけどなんだか心を揺さぶられた。

 

涙が止まらなくて、野球の試合の場面で一点入るたびに手を叩いていた。

 

"夢をあきらめない"ということがどんなにせつなくて、つらくて、何度もころんでは立ち上がっていくことだと忘れていたから?

 

多分夢に向かっていくということは、そういうものだと、頭を殴られたような衝撃が走ったせい。

 

決して年を取って夢をあきらめたわけじゃない。自分の夢は大きく未来にあるのに、そこに到達しないのはこのせい、あのせいとマイナスな理由をつけては、言い訳して、ころんでも立ち上がるという単純なことを忘れていたからでしょう。

 

この映画は、何度も空を眺めるシーンと空から見渡す玉川べりの風景が出てきます。

 

子供の頃、悲しいことやつらいことがあると、空だけを見上げて、その青さ、怖さ、夕焼けの寂しさを感じながら、ころんでも立ち上がってきたなあと、ふと空を見上げたくなりました。

 

"遥か" すごく希望を与えてくれる曲です

 

GReeeeN  遥か

 

窓から 流れる景色 変わらない この街旅立つ

 

春風 舞い散る桜 憧ればかり 強くなってく

 

どれだけ 寂しくても 自分で 決めた道信じて

 

手紙の 最後の行が あいつらしくて 笑える

 

「誰かに嘘を つくような人に なってくれるな」 父の願いと

 

「傷ついたって 笑い飛ばして 傷つけるより 全然いいね」 母の愛

 

あのそら 流れる雲 思い出す

 

あの頃の 僕は 人の痛みに 気付かず

 

情けない 弱さを 隠していた

 

気づけば いつも誰かに 支えられ

 

ここまで歩いた だから 今後は 自分が 誰かを支えられるように

 

「まっすぐにやれ よそみをするな へたくそでいい」 父の笑顔と

 

「信じることは 簡単なこと 疑うよりも 気持ちがいいね」 母の涙

 

さよなら また会える日まで

 

不安と 期待を 背負って

 

必ず 夢を叶えて 笑顔で 帰るために

 

本当の強さ 本当の自由

 

本当の愛と 本当の優しさ

 

わからないまま 進めないから

 

自分探すと 心に決めた

 

(YouTube GReeeeN 遥か 歌詞つき より)

 

(2009年6月26日)

 

 

 

 

 

 

 

梔子の想いで

梅雨の季節になるとどこからか香る、甘く、優しい匂いのくちなしの花。

 

梔子色は、実から取れる染料で染めた栗きんとんの色といったら想像できると思いますが、花よりかなり濃い黄色を指します。

 

"くちなし"という名は、実が熟しても固く口を閉じたままであることからきているという。

 

そのため梔子は"口無し"とかけて"秘めた想い"を重ねて、平安時代には恋の歌の中に引用されたらしい。

 

実は、私もこの花、というよりは香りをかぐと、ある秘めた想いがよみがえります。

 

そう、初恋の人です。。。。

 

かすかな思いでの中で、まだ小学生だった私は、その人とどういうシチュエーションでそうなったのか覚えていないのですが、夕方二人で梔子の花が咲き乱れている木々の間を歩いたのです。

 

二人きりだったことと、そのくらくらするような甘い匂いの中での胸の高鳴り。

 

かなり早熟だった気がするのですが、その時その瞬間に、「この人が好き!」と感じ、夕暮れの空と湿った空気、紫陽花の青々した大きな花などを明確に覚えています。

 

でも誰にも言えなかった。

 

なぜだか別の人を好きだと友達に言ってしまい、その人にもその噂が伝わり、結局私が彼を好きだったという事実は誰もしりません。

 

まさに"口無し"の想いででした。

 

この季節になり、甘いくちなしの匂いをかぐとその時の情景が思い浮かび、とてもせつない気持ちになります。

 

梔子色は黄色味の強い色で、くちなしの花の色はどちらかというと、香色(茶系のクリーム色)に近いので、この香色と梔子は私にとってまさに香りと結びついた"恋"の色なのです。

 

(2009年6月18日)

 

 

 

シルバーのマノロブラニクの意味するものは?

前回ふれた、SATCシリーズで一番大好きなストーリーはVol. 6の「女の特権シューズマジック」。

 

なぜかというと私もシングルだった時期が長くその後結婚、出産しましたが、独身と既婚どちらの気持ちもよくわかるから。

 

独身時代が長いと必然的に結婚式や婚約パーティー、出産祝いと一人の友人にかなりのお祝いを渡すのだが、ずっと独身だとなんにももらえない。

 

これってなんか理不尽じゃない?

 

キャリーは友人の3人目の出産祝いを持って友人宅に呼ばれ、その玄関で子供に不衛生だから靴を脱ぐように言われ(海外では家で靴を脱ぐ習慣がないから、かなり躊躇する!)、マノロのサンダルを脱ぐのだが、帰宅時にその大事なサンダルがなくなっていて、代わりにスニーカーを渡されてがっくりして帰る。

 

485ドルのお気に入りのサンダルを盗まれて、すっかり気を落とし、弁償してもらおうとその友人宅を訪れると、友人はそのサンダルの金額を聞いて「あなたの浪費のためにそんな金額払えない。」と驚き、キャリーが「前は自分だってはいていたでしょ?」と言うと、「本物の生活を送る前よ。今は子供や家。責任があるの。」と言い放つ。

 

この二人のやりとりは、ほんとに全くかみ合わないんだけど、私は両者の言い分がよ~くわかります。

 

結婚して子供を育てていると独身のときみたいに自由に買いたい物なんて買えないし、だんだん自分を飾る服や靴、バックに使える金額が限られてくる。

 

子供にかかる教育費のみならず、家や車のローンなどなど、とても5万円もするサンダルなんて買えないし、買っている人を見ると贅沢で浪費家と非難したくもなるのだろう。

 

じゃあなんで独身の女性はそんな高価な靴をはくの?と思うかもしれないけれど、訳があります。私も独身時代いっぱい買いました(^_^;)

 

シングルで生きていくのは本当に大変。「どうして結婚しないの?高望みしているんじゃない?」なんて質問を100回位されて、毎回毎回笑顔で「誰か紹介して~」なんて言うのも疲れるけど、「あなたの旦那みたいな人としてもしょうがないじゃない?」なんて言えないし。

 

だからそんな自分を奮い立たせるためにも歩くのが楽しくなるような素敵な靴をはくの?!とキャリーは言っている。(同感!)

 

だからキャリーは勇気を出して友人に電話する。「私自分と結婚することにしたの。だからお祝いはマノロのサンダルにしてね!」と。

 

もう拍手喝采しました!!

 

その勇気とユーモアに友人もキャリーの気持ちを理解してくれて、お祝いを買ってカードとともに送る。

 

"自分との結婚おめでとう!"と。

 

そこでこのマノロのシューズがシルバーである理由を考えてみました。

 

シルバーは黒の最も明度が高い色ともいえるが、黒は私にとって紫と同様、気品があり、クラッシーで、自信に充ち溢れた色。

 

30歳で転職したとき本当に自分らしくいられる色として、黒をいつも身につけていたし、祖母から「黒は絶対安物を買ってはだめ。染めの回数ですぐわかるから。黒を着るならいいものを身につけなさい。」と言われた記憶もあり、黒は内面が伴っていないと負けてしまう色という気がします。

 

 明度の高い色というのは、外向的でしかも穏やか、優しい心理状態を表わすと言われていますが、ここで黒ではなくシルバーのシューズを持ってきたところに、自信に充ち溢れているだけでなく、女性として穏やかで寛容な気持ちを表したのかなと思います。

 

キャリーは既婚女性の立場も理解しようと合せる部分は合わせ、なおかつ自分の言いたいことははっきりと相手に伝えているから。

 

ここにシルバーを持ってきたのはやっぱり私のセンスに通じるものがある!と自分の過去と現在に照らし合わせてかなり納得している私です。

(2009年6月11日)

 

 

 

 

 

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